Members研究班紹介
循環器内科学講座(分子心臓病研究グループ)
心臓におけるミトコンドリアの質・動態の管理を解明し、心不全治療に繋げる
心臓は常に拍動しており、大量のエネルギーを消費するため心筋細胞はミトコンドリアを豊富に含んでいます。ミトコンドリアが障害を受けると、心機能低下の原因となるため、障害ミトコンドリアを除去する機構が重要になります。私たちはBcl-2-like protein 13(Bcl2-L-13)という分子を同定し、心負荷によるミトコンドリア障害に対してミトコンドリア分裂及びマイトファジーを誘導し、心不全に対して保護的に働くことを示しました(図1)(Nat. Commun 2015、Cell Rep. 2019、Cell Rep. 2024)。
この他にも、オートファジー抑制分子であるRubiconやフェリチノファジー(フェリチン特異的オートファジー)の研究も行っています(Sci. Rep 2022、eLife 2021)。オートファジーセンターでの他科の先生方との連携を通して、これらの知見を治療に繋げるべく、さらに研究を発展させていきたいと考えています。
図1心臓への血行動態負荷に対し、Bcl2-L-13のリン酸化による活性化によりマイトファジー誘導され、障害ミトコンドリアが除去される結果、心機能が維持される。
メンバー
村川智一(助教)、西田博毅(大学院生)、峯健太朗(大学院生)、末谷悠人(大学院生)、松浦成咲(医学部保健学科)、杉原隆太(留学中)
http://www.cardiology.med.osaka-u.ac.jp/?page_id=54
連携研究者
大津欣也(国立循環器病研究センター・理事長)
山口 修(愛媛大学大学院医学系研究科・教授)
大宮茂幹(国立循環器病センター 心不全病態制御部・部長)
種池 学(奈良先端科学技術大学・教授)
当センターは 奈良県立医科大学オートファジー・抗老化研究センター と連携しています


